歯石について
2019年6月3日
こんにちは。かずなか歯科クリニック歯科衛生士の吉田です。6月になりましたね。( ^∀^)もうすぐ梅雨入りだそうです。
早くも夏が待ち遠しい私です。
さて今回は歯石を除去したらどんな効果があるのか、または歯石をそのままにしていたらどうなるのか、わからないという方も多いのではないでしょうか。歯石沈着と歯周病との関連性をお話しさせてもらいます。
1.歯石とは
歯石とはお口の中の細菌(プラーク)が唾液中に含まれるカルシウム、リンなどのミネラル成分と結合することにより時間が経って硬くなってしまったものです。個人差はありますがブラッシングで取りきれなかったプラークが付着して2日~2週間程で歯石になってしまいます。
2.歯石除去の効果
歯周病予防
歯周病は細菌感染症です。歯石自体にはプラークは少ないですが歯石に埋もれているプラークは活動しています。プラークには歯周病を進行させてしまう細菌を多く含むため、結果歯周病になってしまいます。
口臭予防
歯石自体が臭いを発するのではなく歯石に埋もれているプラークが口臭の原因になります。歯石はザラザラしているため表面に更にプラークが付着しやすくなります。
3.歯石をそのままにしておくとどうなるか
歯肉炎になる
歯石は歯肉にとって良くないものです。歯石が付着することにより歯肉から出血します。これが歯肉炎です。
歯周病を悪化させてしまう
歯石に埋もれているプラークの中でも空気を嫌う細菌(嫌気性菌)は歯周ポケットに入りこみ、 巣を作ります。そのままプラークが活動をしてだんだん歯を支えている骨を溶かしていきます。 これが歯周病の進行です。
続く