歯を失ってしまった後の治療方法で悩んでいる人も多く見られると思います。
今回はインプラントとブリッジの違いについて色々と解説しますので是非参考になさって下さい。
この記事でわかる事
- インプラントとブリッジの大きな違いは咬合力・審美性・保険適応の有無である
- ブリッジは土台の歯を削らなくてはいけないがインプラントは影響がない
- ブリッジに比べてインプラントは治療期間が長い
インプラント(implant)とは人の身体に人工物を入れる総称です。
歯科では歯を根っこごと失ってしまった部位にインプラントを埋め込んで人工的な根を作り、インプラントを土台にして人工的な歯を被せます。
歯科に関わらず医科でも整形外科の人工関節や美容外科で入れるシリコンもインプラントと呼ばれます。
インプラントは失った歯を取り戻す治療ですので天然歯と同じような感覚で咬む事ができます。
インプラント | ブリッジ | |
---|---|---|
審美性 | 自費診療なので、見た目に配慮できる | 金属になってしまう部位もある |
保険適応 | 保険適応外 | 保険適応 |
手術 | あり | なし |
治療の期間 | 4ヶ月〜1年未満 | 短期間 |
機能性 | 天然歯と比べて90%位の力で噛める | 天然歯と比べて70%位の力で噛める |
寿命 | 9割の人が10年〜15年使い続けている | 7年〜8年 |
治療の条件 | 全身疾患や歯周疾患がある人は不可能な場合がある | 支えとなる歯が健康である事 |
土台の歯の影響 | 特に影響なし | 健康な歯でも削らなくてはいけない |
- 天然歯と同じ感覚で噛む事が出来る
- 自費診療なので審美性を配慮できる
- 隣在歯に負担を掛ける事がない、削る必要がない
- 保険適応外なので金額が高くなる
- 全身疾患がある場合はインプラント治療を受けられない場合がある
- 手術から被せ物が入るまでの期間が長い
- 保険適応なので金額が高くならない
- 固定式なので違和感が少ない
- 保険適応外の場合は審美性を配慮できる
- 土台の歯が健康な歯でも削らなくてはいけない
- 土台の歯が虫歯や歯周病になったら外さなくてはいけない
- 保険診療の場合は失った歯の本数で適応できない場合がある
- 保険診療の場合は金属になる場合もある
いかがでしたか?
ブリッジとインプラントはそれぞれメリット、デメリットがあります。
いずれも歯を失ってしまった後の大切な治療になります。生活スタイルによっても変わりますので、しっかりと理解されてから治療される事をお勧めします。