インプラント治療をしたいけど痛みが心配、、
どの程度痛みがあって、どの位痛みが続くのですか?
などのインプラント治療を希望する患者様からの痛みについての様々なご質問にお答え致します。
是非参考にして頂ければ幸いです。
この記事でわかる事
- 虫歯の治療は神経に炎症があったら麻酔が効きづらく、痛みが出る場合があるがインプラント治療は殆ど痛みを感じない
- 親知らずの抜歯は予後に痛みが出る場合があるが、インプラント治療も少し術後に痛みを感じる場合もある
- 基本的なインプラント治療の場合、歯科医師の指示通り薬を服用したり、注意事項を守ればダメージは少ない
- 治療後、1週間程度で日常生活に戻れる場合が多い
インプラント(implant)とは人の身体に人工物を入れる総称です。
歯科では歯を根っこごと失ってしまった部位にインプラントを埋め込んで人工的な根を作り、インプラントを土台にして人工的な歯を被せます。
歯科に関わらず医科でも整形外科の人工関節や美容外科で入れるシリコンもインプラントと呼ばれます。
インプラントは失った歯を取り戻す治療ですので天然歯と同じような感覚で咬む事ができます。
虫歯の治療の場合、深く進行して痛みが続くと神経が炎症を起こしてしまい、麻酔が効きづらくなる場合があります。
もし神経が生きていたら麻酔が効き辛い歯は削っている最中に痛みを伴う場合があります。
当院のインプラント治療は隣在歯に炎症症状がある部位は徹底的に排除してから手術を行います。
手術も麻酔がしっかり効いているのを確認してから始めますので痛みはほとんどありません。
抜歯の痛みというと、ほとんどの人が親知らずの抜歯を想像すると思います。
親知らずの場合、横に向いて生えていたり、骨に埋まっている場合は抜歯に時間がかかり、部位によってはドライソケットになってしまうのでお辛い経験をされた患者様も多いと思います。
インプラント治療は麻酔が切れたあとは、抜歯後に近い痛みが出る場合もありますが、痛み止めを服用して頂きますのでご安心下さい。
手術中は骨を削る時のドリルの振動や押されるような感覚はありますが、しっかりと麻酔を効かせて行いますので、強い痛みが出る事はほとんどありません。
基本的なインプラント治療ですと短時間で終わりますが、万が一麻酔が切れてしまっても追加しますのでご安心下さい。
あまりインプラントの本数が多くない基本的なインプラント治療は、短時間で終わりますので手術後の痛みに悩まされる事は少ないです。
但し、症例よっては歯肉を切開したり、骨造成を行う場合がありますので多少のお痛みが出やすい傾向にありますが長くても1週間程度と考えて頂ければと思います。
もし痛みが引かなかったり、腫れて膿っぽいものが出る場合は感染を起こしている可能性がありますので医師に相談してください。
インプラント治療後のトラブル回避についての注意事項についてお話します。
飲酒をすると血流が良くなり、痛みや炎症を起こす原因となりますのでインプラント治療後少なくとも3日間位はお控え下さい。
インプラント当日は麻酔が切れるのに時間がかかったり、術部の刺激を控えて頂くため、お食事を済ましていただく事をおすすめします。
どうしても治療後にお食事を取らなければいけない場合は麻酔が切れてから柔らかいもの(おかゆ、うどん、ゼリーなど)をお召し上がり下さい。
手術後数日は多少のお痛みを感じる事もありますので、その場合は辛い物や、硬い物は術部の刺激になりますのでお控え下さい。
運動はお酒と同様、血流が良くなり、痛みや炎症を引き起こす原因となりますので少なくとも3日間はお控え下さい。
お風呂は3日間位、湯船に入るのはお控えになっていただいた方が良いです。シャワー程度で済ましてください。
直後の手術部位の歯磨きは傷口を刺激しますのでしばらく避けてください。
当院では手術日に柔らかいブラシをお渡ししています。手術の1週間後から柔らかめの歯ブラシで患部を磨いて頂きますが、担当の歯科医師の指示に従って下さい。
患部以外の歯ブラシに関しては通常通りしっかりと行ってください。
インプラント治療後は通常、感染予防のための抗生物質と抗炎症剤の痛み止めが投薬されます。
症例にもよって投薬期間が異なりますが、手術後のトラブル防止のために、出されたお薬はしっかりと飲んでください。
痛みは強かったり、痛みが心配な場合は追加でお薬が処方される場合も御座いますので、担当の歯科医師にご相談して下さい。
いかがでしたか?インプラント治療は手術中の痛みはほとんどありませんし、手術後は個人差もございますが、通常であれば1週間程度で日常生活に戻る事ができます。
歯科医師からの注意事項などをしっかりと守れば、殆どお痛みに悩まされる事はございません。
ご安心下さいね。